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街を彩る謎のアート ―マンホールの蓋―

2024.07.01
まなんで

4人で歩いていると足元におもしろいものを発見した。

うわっ、見て!このマンホールの蓋、めっちゃかっこいいデザインだよ!
ほんとだ、マンホールがデザインされてるなんて知らなかった。
なんでマンホールにこんなに凝ったデザインがされてるんだろう?
こんにちは、がっこさん。デザインマンホールは昭和60年代に下水道のイメージアップのために始まったんだ。それから全国で独自のデザインが作られ、下水道事業の魅力を伝える手段として広まっていったんだよ。
へぇ、じゃあマンホールっていつからあるの?
マンホールの起源は古代ローマ時代にさかのぼるよ。当時は石やレンガで作られていて、主に排水や下水を点検するために使われていたんだ。
今は、鉄やコンクリート製だよね。どうして変わったの?
19世紀の産業革命の頃に、都市化が進んで下水道システムが発展したんだ。それに伴って、耐久性とコストのバランスから鉄やコンクリートが使われるようになったからだよ。
いろんなマンホール見てみたいな。
マンホールカードっていうのもあるって聞いたことがあるよ。
よく知ってるね。マンホールカードは各地のデザインマンホールの写真や位置、デザインの由来なんかも掲載されているカードなんだ。
実際に現地に行かないともらえないから観光の一つとしても人気があるんだって
へぇー、おもしろそう!マンホールの蓋をじっくり見たことなかったなー。
そうだね。次はマンホールのデザインをチェックしながら、その街の歴史も探検しちゃおうよ。
いい考えだね。マンホール蓋は私たちの生活に欠かせないものだけど、その背景には長い歴史と多くの工夫があるんだ。その下で静かに働き続ける下水道にも、ぜひ注目してみてね。